TOPへ






中古車購入時のチェックポイント


安くておトクな中古車には落とし穴がいっぱい!

外観をチェックする!
車も人間と同じでルックスの良いヤツはだいたいO.K。
まずは、車からちょっと離れてじっくりながめてみましょう
左のバンパーが少し下がっている。ボディーのプレスラインが曲がっている。全体が平行四辺形である。ボディーの脹らみが左右アベコベである! 等々、離れて見ることで分かる欠陥がたくさんあります。このような車は急ブレーキを踏むとまっすぐに止まらないなど、問題が発生する可能性があります。すぐにパスしましょう。
ボディーを上から押してみましょう
いつまでもゆらゆら揺れているものもダメ。足回りを覗いてみて錆びているものも論外。これらはどうやっても直せません。
ドアの開け閉めをしてみましょう
ハードトップ車はとくに車体が柔らかいので、車体がゆがむと開け閉めがスムーズにできなくなります。
タイヤの減り方にも注意
内側だけ、外側だけなど片減りが極端なものはサスがヤバイ可能性大!

エンジンまわりのチェック!
バンパーが落ちても問題ないけどエンジンのトラブルは大抵高くつくもの。
まずはエンジンを始動!
セルモーターは元気に回っている? 一発でエンジンはかかったかな? 両方ダメな車は論外! 始動したエンジンのアイドリングは安定している?すぐに止まってしまうもの、回転が不自然に上がるものもあぶないぞ! エンジンルームが埃だらけでもそんなに問題はありません。問題なのは挙動がしっかりしているかどうか。
挙動がOKなら次は音!
エンジンの音に耳を傾けてください。カタカタという音がしないかな? エンジンの改造されている車は寿命が短い。同じ車種と比べてみましょう。
マフラーから出る排気ガスをチェックしよう!
エンジンが暖まっているのに、いつまでも白い煙や黒い煙がモクモク出るのは、どこかが悪い証拠!

ミッションをチェックしよう!
変速のショックに注意!
AT車でガッコンとボディーが揺れるほどショックがあるものは末期症状。MTであれば2速に入れる時にひっかかるのはかなりへたっている証拠。
販売店に試乗をお願いしよう!
車検がない場合でもお店の敷地で! もし危ないと言われるようであれば店員さんにに運転してもらい横に乗ってチェックしよう。店の規則でどうしてもダメという場合、その店はパスした方が賢明。試乗させてくれないお店は十中八九ヤバイものを扱っています!

広告で見かける「修復歴なし」の文字。業界でいう修復歴車とは?
パーツ交換をしたものは修復歴有ではありません
板金塗装、バンパー交換、フェンダー交換は修復歴にはなりません。極端な話人をひいて殺してしまった車でも、バンパー交換しかしていなければ修復歴なしの車になります! 装備に“呪い”が追加されている可能性はありますが。
中古車で5年以上前のものであれば、少なからず柱にこすったとか、10円パンチされて塗装した等の修復していると思います。高速道路を走っていれば、小石が飛んできて小さな傷はつくものです。かといって修復歴なしといってもチェックを甘くしてはいけません。
ドアやボンネットなど可動部分は要チェックです!
修復歴なしといってもすでに壊れていて修復必要である場合もあります。(そういう場合は一本とられたという感じがしないでもありません。)
修復歴ありとは溶接して直したものをいいます。
時々業者の目をくぐり抜けるほど、上手な修理もあったりしますが、それについては問題ありません。キチンと直してあるわけですから。本当は修復歴があったのだから、もう少し安くてもよかったはず、という程度。絶対に許せない修復歴車とは、まっすぐ走らない車のことです。
簡単に見分けるコツ
修復歴があって完全にヤバい車は、試乗した時に左右どちらかにハンドルがとられるとか、ちょっとスピードをあげて急ブレーキを踏んで真っ直ぐ止まらないとか、明らかな欠陥があるのですぐ分かります。どちらかに曲がりそうになるのは、車がゆがんでいると考えてまちがいありません。なんといってもボディーは一番重要な部分です。他ならいくらでも直せるけど、ボディーはなかなか直せません。フレーム修正という手段がありますが、値段が恐ろしくかかってしまいます。試乗するまでもなくボンネットとかドアのすき間を見て、すき間が均等でない場合は、ボディが歪んでいる可能性大です。

試乗した時のチェックのポイント
車体のゆがみをチェック!
時速30km位で、ハンドルから手を放してブレーキ。どちらかにまがるようなら、車体がまがっているので買ってはいけません。ボディのゆがみは修正不可能です。 ミッションのチェック!
AT車なら変速のショックの大きさに注意。車体が揺れるほど大きいのは避けましょう。日産車はATがぼろいので特に注意!
MT車の場合は、クラッチのすべりに注意。アクセルを踏んでいるのに加速が妙に遅いのはクラッチの問題。ギアが入りにくいのは、ミッションがぼろぼろという意味。ミッション修理は高いぞ〜! サスペンションをチェック!<
段差に乗り上げた時、体に伝わる衝撃に気を配ろう。ガクンと固い衝撃がくるならダンパーの寿命がきているかも。 異音をチェック!<
試乗中はいいスピーカーついてるな、なんて関心しててはいけません、カーステ厳禁! エンジンの音(かたかたと音がしないか)段差を超える時の音、変速の音に気を付けましょう。聞き慣れない音はすべてトラブルの前兆です。

整備手帳付きにだまされてはいけません!
“整備手帳付き”などは良く宣伝文句になっていますが、付いていることではなく中味が問題。オートバックスでしたオイル交換の記入まできちんとされている様な整備手帳なら問題ないですが、最初の半年位しか記入しておらず、後の3年は何も記入されていないような整備手帳(記録簿)ではないのと同じです。
整備手帳もメーカーに言えば、新しいものを買うことが出来るので要注意!

メーターの巻きもどしに注意!
現在メーター巻きもどしをして車を販売すれば、詐欺罪で逮捕されます。しかし現実は日常的に行われていること。
実際にあった話ですが、当社で買い取りした車をオークションに出品て、ある業者さんが購入していきました。あるとき私が車を運転していて、ある中古屋さんの前をとおりかかったとき、見覚えのある車が目につきました。その車は前方のアンテナが故障で完全に中に入らなかったので中途半端に伸びている状態になっていたのです。もしやと思い車を止めて見てみるとまさにその車。
カーステ、たばこのシートの穴等が同じですから間違いありません。しかし驚いたことに、私が買い取った時は11万キロだった走行距離が、5万キロになっていたのです! まさに奇蹟、5万キロの程度良好車と大変身を遂げていたのです!
初歩的ではありますが、ハンドルがやたら擦り切れている、シートがよれよれ、スポーツカーであればメーターがフルメーターに取り替えられている、ハザードボタンのスイッチのマークが消えかかっている等があれば要注意です。メーターの数字ばかり見て安心しているので、巻き戻しがいつまでたってもなくならないのです。じっくり内装を見れば、誰にも使い込み具合はわかるもの。内装も注意して見ましょう。

中古車雑誌(カーセンサー、GOO等)をまともに信じてはいけません!
雑誌の95%は広告費でなりたっています。中古車屋さんの悪口を載せるはずがありません。恐らく悪質業者(表示価格に納車整備費用等をうたって結局乗り出す時には、おそろしく高くなっている、購入後すぐにトラブルがおきてしまい何の保証もしてくれない、等)の苦情は相当雑誌の編集部には寄せられていると思います。しかし広告料金が一番重要なので、広告主(お客さん)の都合の悪いことは載せる訳がありません。

悪徳業者に共通しているのは、激安プライスのでっかい広告をだすこと
お店に行ってみると、今売れすぎててもう少しで同じものが入りますとか、別の場所にあるなどと言われて現物を見ず予約してしまう人がいます。例えば手付けとして10万円を支払い納車を待ちますが、半年たっても納車されず、結局キャンセルするとその手付け金がとられてしまう、という方法を繰り返してもうけている悪質業者もいます。
先日私の知り合いの業者が、オークションで45万円である車を売ったそうです。その業者の店の道路をはさんで向かいに悪質な業者がいるのですが、なんとその車がならんでいたそうです。しかしプライスボードには38万円となっていたそうです。なぜ45万円で仕入れた車を38万円で販売できるのでしょうか? めちゃくちゃです。

プライスボード、車検2年付き 車検無しの違いをご存じですか?
車検付きは、車検を通すための整備費用は車屋さんが負担するという意味です。車検なしというのは、車検を通すための整備費用もお客さんもちということです。
車検付きの車を購入するにあたって整備費用という項目があったら、そのお店は少しでも手数料を儲けようとしている消費者の敵。断固としてことわりましょう。
いずれにしても自動車税、重量税、取得税(かかる場合とかからない場合があります)、自賠責保険料はかかります。

ページTOPへ

© Dreamnet Auto